ループ動画で見るキングノットの結び方
このページでは、フロリダノットの変形バージョンであるキングノットの結び方について動画を交えて解説します。
キングノットの短所と長所
- 短所
- FGノットほどは結束強度が高くない(オルブライトノットよりかは若干強い)
- リーダーとの結束部分だけで見れば短いが、ノット全体としては20 cm前後もある
- 長所
- 作業時間が短くて済むので、リーダー交換を繰り返すおこなう時に有利
- 摩擦系ノットのような編込み作業が無いので楽
- スッポ抜けることが絶対にない
結び方を動画で見る
動画だけみたいという人は下の2つ動画を見てください。動画は自動的にループ再生する設定になっています。これらの動画の細かい手順については更に下記で述べます。
- ビミニツイストの作り方
村田基直伝 "キングノット"の結び方~ダブルライン編~
- キングノットの結び方
村田基直伝 "キングノット"の結び方~完成編~
STEP1. 事前にPEラインの先端にビミニツイストでダブルラインを作る
- 折り返した糸を20回から30回ほどねじる
-
ねじった部分にテンションをかけながら、支線(端糸)をより戻してくる
- 輪になっているどちらかの1本だけに下からのハーフヒッチをして仮留めする
- 今度は上からのハーフヒッチで2本まとめて留める
- 本線のヨレを丁寧に解消する
- 4回から5回のエンドノットをする
- この時、ただ4,5回巻きつけて締め込むのではなくて、締め込む前に輪の部分を巻き戻して(逆回転させて)PEが絡むのを防ぐ
- 支線の余分を切って、先端をライターで炙る
巻き戻しの手順を踏まずに締め込んだ場合は、下のGIF動画のように結び目がゴチャゴチャします。
それを解消しながら締め込んでもいいのですが、無駄にPEに負担や熱を与えたり、ダンゴになったりする恐れがあるので個人的には好きではありません。
STEP2. モノフィラメントラインとの結束
PEのダブルラインが用意できたら、今度はフロロやナイロンなどのモノフィラメントラインとダブルラインとの結束です。
- リーダーの先端付近に8の字結びを作る(チチワ結びとかエイト・ノットではない。エイト・ノットでもいい気がするけど)
- リーダーは完全には締め込まない
- ダブルラインにリーダーを通す
- 結び目の隙間からダブルラインを通す
- 結び目を通したダブルラインの片方だけを引っ張り、わざと長さを不均一にする
- 引っ張らなかった方にリーダーの端(八の字を作らなかった側)を4回から5回巻きつける
- リーダーを少しだけ締め込む
- ダブルラインの長さを揃えてからダブルラインとリーダーを引っ張る
- リーダーの八の字を本締めする
- リーダーの支線の余分をカットする
FGノットとキングノット
FGノットとキングノットのどちらがいいのか、一長一短あるので一概には言えないのですが私はFGノット派です。
- FGノットの方がキングノットより結束強度が高いと思うから
- FGノットでも慣れてしまえば5分ほどで結べてしまうから
- FGの方がノット全体が小さい=ノットをガイドに入れない状態で、リーダーを長く取れるから
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