劣化で溶けるラバーコーティングのベタベタを完全に除去する方法

2017/08/01

最近海釣りに傾倒していて、気が付けば半年以上もバス釣りをしていなかった自称ロクマルハンター。

久しぶりにバスロッドのお手入れでもしようとロッドのグリップを握るとねちゃねちゃするというか、なんかねたっとする・・・。どうやらリールシートのプラスチック部分の表面に施されたラバーコーティングが劣化したらしく、溶けたチョコレートのようになっていました。

というわけで、劣化したラバーコーティングのベタベタを完全に除去することができたので、実践したラバー塗装の取り方をご紹介します。

これは別に釣具に限ったことではなくて、スーツケース持ち手、カメラのグリップの他にも、パソコンのマウスやジョイスティックのような電化製品にもラバー素材は使われていて、経年でギトギトしてきます。直接手に触れる部分がベトベトしてたら気持ち悪いですよね・・・。

可塑剤の溶出や加水分解で劣化する

ゴムやプラスチックなどの樹脂製品には可塑剤という成分が含まれているのですが、高温多湿の場所に長時間放置していると可塑剤の溶出や加水分解を起こして劣化してしまいます。

可塑剤(かそざい)は、熱可塑性合成樹脂に加えて柔軟性や対候性改良する添加薬品類の総称である。可塑とは「柔らかく形を変えやすい」という意味の語である。

wikipedia

手順と方法

用意するものは以下の通り。
ちなみにラバーコーティングを除去したロッドはシマノのシャウラとレサトの2本です。

  • 無水エタノール
  • 布切れ(使い捨て)
  1. 布切れに無水エタノールを浸み込ませる
  2. ラバーコーティング全体を撫でるようにしてエタノールを馴染ませてから、擦るようにして落とす

2本の合計所要時間は10分でした。
ラバーコーティングが布についたら簡単には落ちないので、捨ててもいいボロ布を使います。

今回は無水エタノールに同量の水を加えて50%ほどに薄めても問題なく除去できましたが、除去しにくい場合は加水せずにストレートで試してみて下さい。

シャウラは完全にずるずるだったので簡単に取れましたが、レサトの方はまだそこまで劣化してなかったので除去するのにちょっと手間が掛かりました。

rubber-coating-removal (1)-s
SHAULA:ラバーコーティング除去前
rubber-coating-removal (3)-s
SHAULA:ラバーコーティング除去後
rubber-coating-removal (5)-s
Lesath:ラバーコーティング除去前
rubber-coating-removal (6)-s
Lesath:ラバーコーティング除去後

それぞれとっても綺麗になり、手触りもサラサラになりました!
シマノさん・・・ロッドにはなるべく劣化しないような素材の使用をお願いします・・・。

除光液でも代用可能だけどオススメはしない

無水エタノールが無い場合はマニキュアなどの除光液(主原料がアセトン)でも代用可能です。
IPA(イソプロピルアルコール)8割とアセトン2割の割合で混合した液体で除去する方法もあ ります。その場合、もし希釈するのであれば水ではなく酢酸エチルを使用して下さい。

ただし、私は次の理由から除光液(アセトン)ではなくエタノールを推奨します。

  • 男性の場合、除光液が余っても使い道がない
  • 除光液だとロッドのグリップがシンナー臭くなる
  • エタノールは臭いも残らないしお掃除にも使えるので便利

マニキュア用の薄め液や除光液を格安で自作する方法

市販されている除光液はアセトン、酢酸エステル、その他の溶剤、香料、染料、水などから構成されていますが成分的にはほとんどアセトンです。

問題はアセトンがどこに売っているのか?ということですが、ホームセンターで格安で売っています。今回はコーナンで買ってきました。1リットルで800円から900円ほど。

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