ブッシュクラフト(キャンプ)がやりたくなる動画
フィンランドでカスタムナイフメーカー、ウィルダネスとネイチャーガイドをされているOizumi Bush n’ Bladeさんの動画シリーズが面白かったのでご紹介。
ブッシュクラフトは、魚釣りとは直接関係する内容ではありませんが、渓流釣りやキャンプ等もやる人にとってはおおいに関係のある話ではないでしょうか。
っていうか、いや、ただ動画に登場するワンコ(ラフ・コリー)がめちゃ可愛かったものでつい紹介したくなっちゃって…。彼のブログは下記リンクで、タープの張り方からサバイバル術なども紹介されています。
Bush n’ Blade (ブッシュクラフトと刃物鍛冶)
http://bushnblade.blogspot.jp/
ブッシュクラフトとサバイバルの違い
先にサバイバル術と言ってしまいましたが、下の動画でも触れている通り、正確にはブッシュクラフトといいます。ブッシュクラフトとサバイバルの違いは簡潔に言うと次の通りです。
- ブッシュクラフト
先住民が行っている生活やそれに関連した技術。或いは、楽しむこと等を目的に自らすすんで森などに入ることやその技術。
- サバイバル
遭難者が生き延びるために強いられて行う行動や技術。
下の動画では、ヨーロピアンパーチやノーザンパイクを狙って釣りをしたり、キノコなどの山菜採りしたりと、日本ではなかなかお目にかかれないような大自然をエンジョイしています。
こういうのを卒なくこなせる人って憧れちゃうな~。
パイク釣りではメインラインがPE0.2号、リーダーは5 kgテストのワイヤーラインだそうです。
ちなみにここは自然保護区で、景色には人工物・工作物が全く入ってきません。
知識が増えれば装備が減る
カナダのブッシュクラフトの先人でサバイバルインストラクターのMors Kochanski(モルス・コチャンスキ, 1940年生まれ)は次の言葉を残しています。(上の動画の8分30秒~)
The more you know, the less you carry
wikipedia
The more you know, the less you carryとは、知識が増えれば装備が減るという意味。
例えば、現地調達できるものは所持品から省くことができますし、あるアイテムを複数の用途で使うことができれば、それだけ所持品を減らして装備を軽くすることができます。これらを行うには豊富な知識や経験が必要です。
他にも似た表現として、The more you know, the less you need(知れば知るほど、必要なものは減っていく)という言葉があります。
核心を突いた良い言葉です。釣り道具もかくあるべきなんでしょうね。タックルボックスが無駄にパンパンになってる自分にとってはグサっとくる格言です(笑)
木彫のマグカップ、ククサの作り方
ククサ(KUKSA)とは、フィンランド北部ラップランドに住んでいたサーメ人に古くから伝わる、白樺のコブをくり抜いて作られる手作りのマグカップです。材料となるバハカと呼ばれる白樺のコブは、十分な大きさに育つまで30年、小さなコブでも10〜15年ほどかかるため、取れる量に限りがあります。
ワイルドローズ国立
コブは簡単には入手できないので、動画では桜の木の丸太を使ってククサの作り方を解説されています。
実践では取手に付けた革のヒモでぶら下げて携行するようで、ムーミンとかスナフキンがいかにも使ってそうなアイテムですね。
裏山ブッシュクラフト-#20- 木のカップ「ククサ」 (Wooden cup “Kuksa")
ナイフスキル
下の動画ではナイフのスキルが紹介されています。
また、ノッチ(削り)からフェザースティックの作り方までを1本の木の棒で行うトライスティックも紹介されています。(動画15分00秒~)
裏庭ブッシュクラフト – #02ベーシックスキル – 1ナイフ
- トライスティックで使われているカット
- エンドカット
- テントペグに使えるカット
- ポットハンガーに使えるカット
- サドルカット
- スクエアリダクション
- ロープを留めるためのカット
- 木組みのためのアリ溝(蟻継ぎ)のオス、メス
- テントペグの先端
- ラウンドリダクション
- フェザースティック
これらのナイフスキルがしっかり身につけば、1本の木から木製のペンチを作ることだって出来ます。
たった10回切り込みを入れるだけで角棒からペンチが作れるなんて・・・キャンプでお父さんがこれを作れたら、確かにカッコイイ!
10カット・プライヤー(Wooden pliers in 10 cuts )
ナイフメーカーをされているので、ナイフも当然お手製。
下の動画Part1は刀身部分の鍛造工程ですが、続きのPart2,Part3では白樺の樹皮のパターンが綺麗に出ている柄(ハンドル)や、ナイフを入れる皮革製の鞘(シース)の製造工程も紹介されています。
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