ジムこと村田基さんの面白いマシンガントーク(1BAN池田にて)
ジムこと村田基さんの登場する動画をyoutubeで漁っていると、具体的なノウハウやHow toに限らず魚釣りにまつわる話がどれも面白い!
ということで動画をご紹介。
動画は、エサ一番とルアー館がひとつになり大阪府池田市神田にグランドープンした1BAN池田(フィッシングエイト/フィッシングイチバン)に村田基さんが訪問し、店内を歩き廻りながらフリートークした時の様子。(2010年11月6日, 2010年12月20日アップロード)
動画は前半・後半に分かれていて、釣りのテクニックよりも主に製品(特にシマノ製品)について語っています。
トップルアーコーナー
基本的にバスはトップルアーを下から食いあげる。後ろから追跡している時は大体食べない。
奥に投げてキビキビ動かしてリアクションで食わせる。
ポップ音はベイトの逃げ回るボイルのスプラッシュ音と、ドンッドンッという捕食音を使い分ける。
プラグコーナー
スミスウィック、ボーマー、ラパラといったアメリカ製品はディテールが綺麗ではない。けど世界的に売れている。
日本のルアーは作りもいいし釣れる。けど「エサっぽい」と思われていて、世界では売れていない。
シマノとかダイワとか日本製のリールは世界でも売れている。
でもトーナメント志向で"パッキンパッキン"に作られた日本のロッドは弱いから売れていない。
ゲイリーワームコーナー
ゲリヤマはスーパーグラブからスタートした。
昔は大人気で取り合いで、日本に輸入される半分は潮来釣具センターに入荷していた。(あっ、俺の店だ)
今じゃうちよりこっちの方が全然多い。
バスワームコーナー
ロボワームが置いてある!パッケージも懐かしい!!
グリーンパンプキンカラーって今はすっかり定番になってるけど、実は俺の特注カラー。最初はスライダーワームでパンプキンカラーを作らせて、それに緑、赤、緑を足したりしたのが始まり。(パンプキングリーン、パンプキンレッド、パンプキンブルー)
ナチュラルプローブルーも俺が作らせたカラー。たまたま配合をミスって「俺が思ってた色と違う!」と思ったけどそのままリリースしたのが始まり。
どういうシーンで何を使うべきか。宣伝も混ざってるから雑誌とかテレビのテクニックは鵜呑みにしちゃダメ。その場で自分でイメージすることが大切。
リールコーナー
シマノリールのPGは関西向けに売られてて、HGやXGは関東で売れている。
そもそもスピニングリールは余った糸を巻くものだから、パワー云々ではなく早く巻ける方がいい。
シマノにステラを作らせたのは俺。「ハイスピードのリールが欲しい」ってことで作った。
北海道にメーター級のタラを釣りに行ってステラ8000を使ったけど、根魚はベイトリールの方がやりやすいってことで最終的にカルカッタ コンクエスト300にワールドシャウラ1704Rのベイトで釣った。
10.5 kg、12.6 kgの2本を釣った。(魚種格闘技戦に収録)ワールドシャウラ(15103R-2)では25.4 kgのアカメも釣ってる。
アナログのアンタレスでは飛距離82.5 m、DC7では111.25 mの遠投記録を持ってる。
(2010年時点)この性能は簡単に超えれないから、新型のフラッグシップモデルのリールは当分出ない。出る予定がある時は「言えないよ~。口が裂けても言えない」と言う。
管釣りでステラ1000PGSは要らない。関東ではC2000HGSがキテる。
なぜかというと、昔は2 lbs.、3 lbs.ラインだったのが、大きい魚がいるところでは3 lbs.、3.5 lbs.、4 lbs.が多く使われてメインが4 lbs.になっている。
ステラ1000PGSは3 lbs.で100 m、ステラ2000はHGSは4 lbs.で100 m巻きのラインキャパシティー。
1000番と2000番、関東では昔1:9くらいだったシェアが今では5:5まできている。
ラインコーナー
GT-R ULTRAは摩擦耐久がめちゃ高いよ。根ズレ強度はナイロンの100倍は強い。(店内で実演)
ナノダックスは断面密度を思いっきり高めてある。ナイロンだけどフロロと同じ伸び率・伸度。普通のナイロンよりは硬いけどフロロよりは柔らかい。
俺がいつも使ってるフックはオーナー針のオカッパリフック。バスボート釣りの人は使っちゃダメよ?
今や当たり前のオフセットフック。けど昔は「こんなフックじゃダメ」だと嫌われ、イーグルクロー(EAGLE CRAW)、マスタッド(MUSTAD) VMCといった輸入品の針は一時輸入がストップした。
けど良いモノだからと俺は輸入を続けた。それは1987年に出版したまちがいだらけのバッシングって本にも書いてある。
トラウトコーナー
このコーナーだけはうちの店が勝てるね。関東は北関東エリア(栃木・群馬・茨城・福島)だけでも管理釣り場が200軒以上はあって、栃木県だけでも60件はある。フィールドの大きさに対して沢山の魚を放流しているマトモなところだけで言えば30~40軒くらい。
シーバスコーナー
シーバスはバスより大きいし、よく引く。
AIR OGRE(エアオグル)でアカメを釣ったけど、これはメータークラスのモンスターシーバスにも使える。SLMのスラロームアクションが良い。シンキング(S)はスラロームほどではないヨタヨタアクションをする。
インチク・タイラバコーナー
鯛ラバの中じゃなんだかんだでシマノの「炎月」が1番好き。太鼓型でタングステン。
鯛を釣りたいなら基本的にはゴールドカラーを使え。鯛は金色が好き。アカキン、アオキン、オレキン、特にシロキンがいい。
青物系はシルバーカラーが好き。
タイラバは皆PEでやってるけど、ラインが伸びないからハジかれまくる。
東北だとPEが禁止でフロロかナイロンを巻いてないと乗せてくれない船もある。なんでもかんでもPEでやりゃいいってもんじゃない。
オフショアプラグコーナー
フィッシャーマンもあるね。面と向かって鈴木文雄をふーみんと呼べるのは俺くらい。
ブルーフィンツナ(Blue fin tuna)も流行ったね。これでヒラマサが簡単に釣れちゃう。
最後は3.22 m、約300 kgのチョウザメを釣ったエピソード。お腹の中にバケツ何杯分ものキャビアが入ってるから1匹2000万円はするよー。涙を呑んでリリースしたけどね。という話で締めくくっています。
宣伝も込みなんでしょうけど、ここまで堂々と自慢話も織り交ぜられるっていうのはやっぱり豊富な経験と確かな実力があるからこそなんでしょうね。
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