ロッドの作り方!ボロン、カーボン、グラスの使い分けと特性(動画)
ロッドの作り方をメーカー別に紹介するページです。他にもいい動画があったら教えて下さい。
Restaffine(レスターファイン)
釣りガール魚住つばきちゃんが滋賀県大津市にて琵琶湖で釣りをしていると、奇遇な展開からすぐ目の前にあるレスターファインさんの工場内部が公開されることに!これは面白い!
- カーボン
- ボロン
- グラス
この3つの素材の組み合わせでロッドの特性を変えているそう。ボロンは、元はアメリカの戦闘機がマッハで飛べるようにカーボンの代替素材として採用した素材なんだとか。
特にボロン+グラスは、負荷が掛かっていない状態だとフニャフニャなのに、負荷を掛けた時にだけ粘りが顕著に現れるという特性を見ることができます。(動画8分30秒から)
レスターファインの公式サイトはこちら。
解説されている男性が代表の藤原 忠雄さんなのかな?そういうところも紹介してもらえると嬉しかったなぁ。
メジャークラフトの釣り竿の製造工程
メジャークラフト(Major Craft)のカワテツこと川上哲さんがメジャークラフトのベトナム工場での釣り竿の製造工程の動画を上げていました。
動画で写っている工場はベトナムですが、中国でも生産しているとのこと。
- 動画
釣竿 工場潜入‼️
- プリプレグ(カーボンシート)の裁断
カーボンシートの種類や形状でロッドアクションが決まる。
- カーボンシートを鉄芯という金型に貼り付ける
機械を使い、カーボンシートを張り付けた鉄芯を均質に転がして鉄芯にカーボンシートを巻きつける。
- カーボンテープを巻きつける
クロスフォース製法。
- テープで締め込む
透明なテープを使って、前の段階で巻きつけたカーボンテープを締め込む。
- 窯入れ
加熱し、カーボンを固める。加熱後は、窯から出して締め付け用のテープを剥がす。
- 研磨
テープで締め付けた時の凹凸痕を研磨機で取り除く。この工程を行わないアンサンドブランク(Finishing Unsanded Blanks, 非研磨ブランクス)製のロッドは凹凸が残っている。
- シゴキ塗装
塗料に浸けたブランクをゴム素材で出来た細い穴に通すことで、塗料とを薄く伸ばす
- ロゴマークの張り付け
レーザーで位置を確認してロゴシールを貼り付ける。動画ではSolparaのシールを貼っている。貼付け後は目視で確認する。
- ラインガイドをスレッドで固定する
回転には機械を使っているが、この工程はほぼ手作業。
- スレッド部分の塗装
ロッドを回転させながら、2液性のエポキシ樹脂でコーティングを数回施す。
- 乾燥
エポキシコーティングが重力で偏らないようにするため、ロッドスタンドを横に寝かせたような機械を使ってゆっくり回転させながら乾燥・硬化させる。
- リールシートの塗装
エアスプレーを持ち、リールシートを手作業で塗装する。
- グリップパーツの取り付け
接着剤をブランク表面、リールシートの内部、グリップエンドなどのパーツにそれぞれ塗り、ブランクと合体させていく。
- 検品
ロッド全体をクリーニングしながら検品する。
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