漁港や防波堤からアジやイワシを手軽に楽しめるサビキ釣りをしよう!
梅雨と夏が近づいてきました!5月から11月と暖かい時期に盛期を迎えるアジサビキ。手軽に楽しめるので、夏休みの海での子供の相手としても最適、釣っても美味しい、完璧です。
ウキを使った「浮きサビキ」もありますが、今回はウキを使わないサビキ仕掛けをご紹介。
オキアミとアミエビの違い、用語の定義
まずは用語の定義から。
- モトス
道糸とカゴの間にある幹糸(みきいと)。ハリス(鉤素)のうち、基幹となる部分の糸。
- エダス
モトスから枝のように出ている糸。漢字で書くと「枝素」。
- 枝針
モトスから分かれたエダスの先端についた釣り針。エダバリ。
- オキアミ
主に南極オキアミやツノナシオキアミを指す流通名。厳密にはエビではなくプランクトン。エビセンなどの菓子類にも使われる。鯛など中型以上の魚を釣る場合にはコマセ(撒き餌)としても使われるが、アミエビより大きいので針に直接刺してサシ餌として使うことも多い。
一字違いのアキアミとは別物(アキアミはプランクトンではなくエビ)。- アミエビ
プランクトンの一種で、主にツノナシオキアミを指す流通名。オキアミより小さい。一般的にはアジサビキの餌として知られる。オキアミに比べて集魚力が高く、赤い汁がいっぱい出てクサイやつ。
乾物は「姫えび」の名で土産物として売られている。
仕掛けの基本
一連の仕掛けは、リールを持つ手元から次の順で繋がっています。一般的には、太字の部分がセットとして売られています。
- リール
- 道糸
- スナップ
- サルカン
-
モトス
- エダス
- 枝針
- サルカン付きスナップ
- サビキカゴ(or ジグサビキの場合はメタルジグ)
針の大きさや糸の太さと魚のサイズの関係性については下のリンクを参考にして下さい。
- アジ針とチヌ針の大きさの互換表|サビキ釣りの仕掛けの自作方法
アミエビの大きさ、スキンの色などに注意
仕掛けをセットしてサビキカゴにアミエビを詰めたら、あとは釣るだけ。何も難しいことはありません。
下にドボーンと落としてカゴに入ったアミエビを拡散させて、その中にサビキ仕掛けを紛れ込ませるだけで魚は釣れます。
鯵は基本的には海水温が13℃以上無いと口を使ってくれませんし、その他の条件や調子によっても反応が悪いこともあります。釣れないなーと思ったら、違う色の仕掛けを試してみてください。そのため2~3種類は色違いのサビキを用意しておくことをオススメします。
また、枝針のスキンよりも餌の方が大きい場合、魚は大きい方に飛びつくので釣れにくくなることもあります。
アミエビの扱い方
アミエビは水汲みバケツなど容器の中で広げるなどして、餌やその汁がなるべく地面に付かないように注意して下さい。
冷凍のアミエビの場合にはバケツに海水を足すと早く溶けるので扱いやすくなると思います。また、下の動画のようにエサがシャバシャバになるので、手を汚さずにカゴにエサを入れることができるようになるのも大きな利点です。
それから、もうひとつ手が汚れる要因となるのが魚の針外しですが、下の動画では手を汚さずに魚を外しています。
後片付けもしっかり!餌を地面に撒き散らして漁港などを汚さないように
アミエビを、買ってきた袋の上部を切ってそのまま使っている人もいますが、これだと液が垂れたりしやすく周辺地面が汚れやすくなります。
もし地面が汚れたら、帰り際にしっかり水で洗い流して下さい。(とはいえ、水で汚れを拡散しないようにも注意)
こうした餌を放置するとニオイも酷くなりますし、周辺にはハエが飛び交うようになり、次に釣り場を利用する人が不快な思いをすることになります。
みんなが気分よく釣り場を利用できるよう、マナーを守りましょう。
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