カヤックフィッシングで用意したい小物類まとめ

2019/11/30ボート、カヤック

カヤックフィッシングを始める際、カヤック本体以外に何が必要なのかまとめます。ちゃんと把握しておかないと、後で思わぬ出費になりますからね。

緊急用のハンドポンプ、ビルジポンプ

ファンキー山岡さんのカヤック動画でも事故は起こってましたけど、こんな風に本体に水が入ってしまったら水を抜く以外に解決方法はありません

でもこういうポンプを常備してる人が意外と少ないみたいですね。「浸水しないようにガチガチに整備してから乗るのが前提」だからなのかもしれません。でもホビーカヤックのプロモーション動画でも、普通にポンプで船体に入り込んだ水を汲み出すシーンが映っています。↓↓↓

そりゃ現地でトラブルが起こらないようにしておくのも大事ですけど、こうやって現地で解決できることこそ「真のタフネス」って感じがして私は好きですね。

現地で乗艇中にビルジポンプ(Bilge pump)で排水したいなら、座った状態でも排水作業が可能な位置にメンテナンスハッチを持つカヤックを購入する必要があります。ペダル式の椅子の真下にハッチがある製品もありますから購入時に注意。座った時に膝の下にメンテナンスハッチがあると便利です。

メンテナンスハッチが足元になくてもホースを接続すれば良いかというと、ちょっと難しい。ホースの先端に重しが付いていれば良いですが、そうじゃなければホースの口が水に入らないので汲み出すことは困難です。重しやホースを用意すると装備が嵩張るし、何かと不都合が多くなります。やっぱりホース無しでも汲み出せるカヤックのほうが便利。

艇内洗浄用にも使える

魚を絞めた後、艇内の血を洗い流す時にも使えます。本来は本体内部に入り込んだ水を汲み出すポンプですが、これを海に突っ込んで海水を艇内に汲めば簡単に邸内を洗い流すことができます。足元に溜まった水はスカッパーホール(水抜き穴)から自然と流れていきます。

リーシュコード

パドルやロッドを紛失しないように、カヤック本体に繋ぐためのヒモのことです。カヤック購入時にパドル用に1~2本付属していることもありますが、釣りでは他にも複数のロッド用、手網用などにも必要ですから、買い足さなければいけない場合もあります。

コイル状に巻かれていて伸び縮みするタイプや、普通のロープだけのタイプもあります。私は、コイルタイプだと強度に不安があるし、しかも釣り糸が絡みやすいので不利だと考えています。

仮にコイル系を使うにしても、下の動画でくーねるさんが使っているような編み込みのタイプのほうが一気に破断するリスクが低減できそう。ただし釣り針が刺さりやすいのがデメリットです。

シーアンカー

船が潮流や風で流されることを軽減するためにはシーアンカー(パラシュートアンカー、パラアンカー)が必要です。

水くみバケツで代用するのもアリ

バケツの方が小さいのでアンカーとしての性能は低いですが、2つの機能(バケツ+アンカー)を備えているのはちょっとした魅力。航行時にバケツとして使うことはあまり無いかもしれませんが、帰り際にカヤックを掃除する際、真水を汲んだりできます。

セーフティーフラッグ

セーフティーフラッグを船尾に取り付ければ視認性が高まるので、船同士の衝突を回避することができます。特にカヤックの船体は低いので、ちょっとでも波があると他の船から見えなくなりますから、フラッグは必須です。

カヤックのセーフティーフラッグ取り付け義務

法的な義務はありません。ただ、命に関わることですから、やっぱり取り付けておいて損はありません。

紫外線カバー

実践で使うものではありませんが、保管時には紫外線カバーを掛けたほうが本体の劣化を防ぐことができます。(特にLLDPE製の)カヤックは熱変形を起こすので、直射日光が当たらない場所に保管しましょう。

パイロットナイフ

緊急時にロープなどもスパッと切れるナイフがあったほうがいい。別に専用じゃなくても良くて、魚を絞める時に使うナイフと兼用でもいいですけど、堤防で釣りをしている人だと小さな折りたたみナイフしか持っていない人もいます。カヤックフィッシングを始めるんだったら、それを機会に丈夫なナイフを1本新調したほうがいいですね。

オススメはモーラナイフのコンパニオン。魚を絞めるだけなら普通の「コンパニオン」でもいいんですけど、ロープを切ったりすることに重点を置くなら「コンパニオン 波刃」っていう刃がギザギザのタイプのほうがオススメ。根元はギザギザで、ベリーより先端は普通の刃なので、魚の活け締めにも全く問題なく使えます。

こちらも併せてお読みください。

GPS魚群探知機

安全性を鑑みれば魚探はオマケで、本命はGPS

GPSに位置情報を頼る必要があるほどカヤックフィッシングで遠出することって早々ないっいうか、リスクが大きすぎるので私はやるべきではないと考えているのですが、GPSがあればカヤックの速度を把握出来ますし、海図、軌道のトラッキング&マッピングも出来るので便利です。

カヤックに最適な魚群探知機については下記リンクを参照ください。