釣り針の結び方一覧(動画)

2015/04/05How to,釣り糸,釣り針featured,エダス,ノット,ハリス,パロマーノット,フィンガーノット,ライン,リーダー,内掛け結び,外掛け結び,延縄結び,本結び,漁師結び,環付き

釣り糸と釣り針の結び方は沢山あります。全てを覚える必要はありませんが、自分のターゲットにあった結び方は是非覚えておきたいものです。

このページでの釣り針の結び方の分類は大きく2つに分けました。環付きフックの場合とそれ以外です。

しかし、環付き以外の種類のフックの結び方を環付きのフックに応用することは可能です。

環付きフックでしか使えない結び方

環付きフックの結び方はラインアイの結束に使えるものもあるので覚えておくと便利です。

パロマーノット

パロマーノット(田辺 哲男)

私見ですが、ノット強度としては弱いと思います。シビアな強度を求めずに、ちょっと太めの糸を使って早く簡単に結ぶことを重視するならオススメです。

完全結び

シーガースーパーアドバイザーの中村 透さんが完全結びの解説をしています。(別名:漁師結びとも言うようですが、下の動画でも違う結び方が漁師結びとなっていてややこしいので避けておきますね。)

完全結び(中村 透)

中村式カン付南方延縄結び

環(カン)の特長を生かし、中村透さんが生み出した大物釣り対応の結び方。中村式カン付南方延縄結び(なんぽうはえなわむすび)。

中村式カン付南方延縄結び(中村 透)

補強結び

南方延縄結びを使用しない結び方。もっぱら、鮪などの超大物に対応するための結び方です。

補強結び(中村 透)

環付きに限らず、どんなフックでも使える結び方

外掛け結び

初心者が一番覚えやすい結び方ではないでしょうか。少なくとも私はこの結び方から覚えました。

バッシングでダウンショットリグを組む時は今でもこれを使っています。

外掛け結び

内掛け結び

外掛け結びは最後の端だけを輪にくぐらせて留めていますが、この内掛け結びは巻いた全ての糸を随時留めている状態なので、多少なりとも外掛け結びより強いのでは?(私見)

ただし、手間の割りには強度はそれほどないようです。手軽さも考えたら外掛け結びの方がいいと思います。

内掛け結び

漁師結び

下の動画の結び方は一部だけ手順を間違えています。

漁師結びはチモト側で2回、針先側で1回、の合計3回の結びで構成される結び方で、針軸に対して糸は常に同じ方向に巻いているのが本来のカタチです。

しかし下の動画では、最初の2回と最後の1回とで糸のねじる方向を間違っているため、糸が途中から逆巻きになっています。これでは、その逆巻きになった箇所にチカラが集中して切れやすくなります。

ですから、次のどちらかにして下さい。(この説明で伝わるだろうか・・・)

  • 最初の2回のねじり方を反対にして、最後のねじりは動画の通りにする
  • 最初の2回のねじりは動画のままにして、最後のねじり方を反対にする

漁師結び  (釣針の結び方)

本結び

本結びの結び方は下記の2種類があり、完成した結び目はどちらも同じです。

  • 針先側から結ぶ方法
  • チモト側から結ぶ方法

まずは針先側から結ぶ方法。

最強の本結び

右利きの人は、動画とは左右逆でやった方がやりやすいと思います。(つまり、左手で軸を持ち、右手でグルグルと巻きつける)

透明の糸で、速い動作で分かりにくい人は下のスローバージョンでどうぞ。タコ糸を使い、ゆっくりと結んでいます。

最強の本結びスローバージョン

ハリスが短い時だけ使える本結び

続いて、チモト側から結ぶ方法。

ただし、この結び方は両端が存在する糸にしか使えません。(道糸との直結には不可という意味)

ハリスというよりはエダス(枝ハリス)を結ぶ時に使うものなので、ハリスが非常に短い場合に限る。(50 cmでも長くてやりにくいかも)

本結び

この動画の評価が妙に低かったんですが、長いリーダーを使いたい人が見て「使えねー」って思ったんじゃないかなぁ、と勝手に想像。

下の動画でもチモトからの本結びが使われています。(「内掛け結び」と紹介されていますが誤りで、「本結び」です)

タイラバ自作フックの結び方(ジガーライトマダイ使用)

「本結び」の名前が一人歩きをして、「内掛け本結び」や「外掛け本結び」等の奇妙な名前が生まれ、ついには「内掛け結び」が「本結び」と誤解されていることもあるようです

手による『本結び』の結び方

簡単に出来る、道具を使った本結び(地獄結び,ネイルノット)

下の動画に出てくるようなパイプ状の道具を使えば、上の動画の本結びと同じような結び方をもっと簡単にすることができます。

可调活饵双渔钩

表面のツルツルした硬く細い筒状の棒なら何でも代用可能です。

フィンガーノット(スネルノット)

フィンガーノットは、中太以上の太い糸で使われる本結びに対して、極細糸に対応するために本結びから派生した結び方。

端糸を引っ張って締め込むので本線が摩擦で縮れないところが利点。渓流、細糸・極細糸に最適な結び方です。

動画で紹介できればよかったんですが、youtubeで動画を探したものの見つかりませんでした。youtubeに「フィンガーノット」としてアップされている動画は全て「普通の本結び」だったんです。混同している人が多いみたいです。

なので、下記リンクの画像で見て下さい。

フィンガーノット|ハリスとハリを結ぶ|強いノットはこれだ!|Seaguar

http://www.seaguar.ne.jp/knot/harris/harris_3.html

フィンガーノット|株式会社ゴーセン

http://www.gosen-f.jp/knot/#know_10

フィンガーノットと本結びの違い

一見すると、本結びとフィンガーノットはかなり似ていますが、大きく違うのは次の点。

  • 本結びは、針軸と本線を捨て糸(端糸)で巻きつける(締め込む時は直線になっている本線を引っ張る
  • 一方、フィンガーノットは針軸と捨て糸を本線で巻きつける(締め込む時は直線になっている捨て糸を引っ張る
  • フィンガーノットは2,3回針先側に巻いた後、耳(タタキ)の方に被せるようにして巻き込む