鯛のエア抜き [ファンキー山岡さんが実践してる方法]
ファンキー山岡さんのyoutubeアカウント(ファンキーカムカム)が公開していた鯛のエア抜きの方法が為になったのでシェア。
よく見る方法は、胸鰭と側線の間辺りに針を刺すか、肛門の5 mmくらいうしろに針を刺してエア抜きをする方法です。
これらは、船で鯛ラバしている時に船長さんがやってくれるのをよく見かけます。
針で刺すワケではない
でもファンキー山岡さんが実践している方法だと魚体に針をさすことなくエア抜きが出来て、肛門のすぐ後ろに針をただ当てる感じで刺さないのだとか。
鯛のエア抜き!
- 針先の舐めた大きめのバーブレスのジグヘッドフックを肛門に当てる
- 針を当てたまま、頭側から順番にお腹を押さえて空気を抜く
わざわざ錆びさせなくても、新品の針先を丸くしてやった方が早い上にツルツルしてるので魚体に優しいんじゃないかと思います。
千枚通しでもいいんですけど、船の上だとやたら転がるんですよね・・・危ないですし、失くしたりすることもありますしオススメしません。
針を刺さずにどういう原理で空気が抜けるのか、魚体の研究家でもないので詳しくは分からないんですけど、針を刺さずに抜けるのなら有り難いですね。(鯛目線)
魚のエア抜きをする理由
エア抜きをする理由は大きくは2つあります。
- リリースしても死なないようにするため
- おいしく食べるために、締める前に身体を休ませるため
リリースしても死なないようにするため
水深20 mを超えるような深い場所から魚を釣り上げると、魚の鰾(浮袋)は内圧が高く、外圧が低くなるので気圧の変化によって膨らみます。
浮き袋が過剰に膨らむと、浮力によって魚は下に潜ることができなくなります。軽い症状だと頭を下に向けた縦泳ぎみたいになるだけですが、酷い場合だとひっくり返って上手に泳げなくなります。
そのままリリースすれば当然死んでしまいますし、上空から鳥に狙われる危険だってあります。(釣り上げる分際で言うのも何ですけど)
なので適度に空気を抜いて、ちゃんと泳げるようにしてからリリースする必要があります。これは琵琶湖や大きなダム湖など水深のあるエリアで釣るブラックバスにも行われます。
おいしく食べるために、締める前に身体を休ませるため
魚の旨味の元となる成分は釣られた時の激しい運動で消耗してしまいます。これをそのまま締めてしまうと美味しくないので、船のいけすで休ませて旨味成分を回復させます。これを活け越しと言います。
活け越した魚の方が美味しいですし、釣った直後に締めるのに比べて死後硬直も大幅に遅らせることができます。
なので、逃がそうが食べようが、エア抜きは必要です。
締め方、旨味成分などついては以前に書いた記事を参照してください。
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