根掛かり用糸切りリング「締めキッター(第一精工)」使えねええ!インプレッション(ラインカッター)
先日、こんな道具を入手しました。
第一精工の根掛かり用糸切りリング締めキッターというやつなんですが、結論から言うとこれがどうにも使い物にならないガラクタでした。
締めキッター(締め込み&根掛りキッター)の用途と説明書きは以下の通り。価格は950円ほど。
- 用途
- ノットの締め込みをする際にフックを引っ掛けたりリーダーなどを巻きつける
- 根掛かり用糸切りとしてメインラインを巻きつける
- 説明書き
- 直径50 mm
- 根掛りキッターはPE2号まで
これがゴミアイテムだと思った理由は次の3点。
シンプル過ぎてフロートキーホルダーが付けられない
シンプルと言えば聞こえはいいですが、このような小さなアイテムに落下防止のためのフロートキーホルダー等が付けられないのは致命的な欠陥です。水に落としたらハイそれまで。
同じ用途で他社製品を見てみると、フロートキーホルダーが付けられるような小さな穴が開いているものもあるのに、なぜこんなものを作ってしまったのか不思議で仕方ありません。
また、リングの幅が広いので、ノットを締め込む際には小さなフックでは引っ掛けにくいです。どこかに穴が開いていれば起こらない問題のはず。幅が広いと言ってもフックに対して広いのであって、根掛かりの糸切り用としては幅は狭い。
例えば下のようなパワーカッターであれば、少なくともこれらの問題は回避できると思います。
外周にギザギザが付いているのでラインブレイクする
フロートキーホルダーの件は1億万歩譲ったとしましょう。でもこの周りのギザギザは何があっても許せない!このギザギザって何の意味があるの?
ノットを締め込む為にフックを引っ掛けるだけならまだいいのですが、問題はラインを巻きつけた時。
締め込む際、指は内側に掛けて引っ張るので滑り止めとしては機能しないし、引っ張る方向がちょっとズレるだけでラインがこのギザギザと接触して切れるのでもの凄く神経を使うことになります。
ラバーバンドと本体の間にラインが食い込んで挟まる
糸を巻きつける溝の部分にはラバーバンドが巻いてあり、リングのエッヂとラバーバンドの縁との間にラインが入り込むと、挟まってスムーズにほどけません。
川や海など流れのあるところでは根掛かり回収できたとしてもすぐにボトムから引き揚げないとまた根掛かりするリスクが高まるのでさっさとリングから糸を解きたいのに、糸が溝に食い込んで上手に解けないこともしばしばあって非常に使いづらいです。
使っていてかなりイライラします。唯一のメリットと言えば、ポケットにすんなり入るコンパクトさくらいでしょうか・・・。
製品を買う時はディテールまでちゃんと見て、使っている場面をイメージすることが大事ですね!
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