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ジギング用アシストフックの自作方法

ショアジギング、ライトショアジギング、オフショアジギング、全てのジギングにおいてアシストフックは重要なアイテムのひとつ。
完成した既製品を使うのもいいですが、アシストフックを自作するのも醍醐味です。
ということで、実際にアシストフックを自作した時の工程や注意点を記しておきます。少しでも参考になれば幸いです。

アシストフック自作にあたっての要点

  • アシストフックの長さはメタルジグの長さの半分よりちょっと短いくらいが良い
  • ダブルのフック(地獄鈎)なら針がお互いを向くようにする
  • フックのゲイプ(懐)の広さ>メタルジグの幅にすると、フックの抱き込みが減らせる+フッキング率がアップする
  • コストは既製品と比べてそこまで大きく下げられない
  • むしろ手間や労力を考えるとマイナスでは・・・
  • でも自分好みに作れる自由度の高さが最大のメリット!

下の画像は、スケール感を把握しやすいと思いサイズ違いのフックを並べたものです。
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上はメジャークラフト/ジグパラ40 g、下はシマノ/コルトスナイパー40 g。ソリッドリングは内径3.5 mm
フックは左から順に次の通り。

  • ジグパラ純正アシストフック
  • コルトスナイパー純正アシストフック
  • パイク #1
  • ソルティガ #1
  • ソルティガ #1/0
  • ソルティガ #2/0

写真ではちょっと小さく見えますが、パイクは少し軸が短いくらいで、コルトスナイパー純正アシストフックとほぼ同じ形状と大きさです。

必要な道具一覧

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シングルフック(バラ針)
  • ダイワ(Daiwa) SGライトアシストフックSS #1 (12本入)
  • ダイワ(Daiwa) SGライトアシストフックSS #1/0 (11本入)
  • ダイワ(Daiwa) SGライトアシストフックSS #2/0 (9本入)
  • DECOY/デコイ PIKE/パイク JS-3 タイプR #1 (7本入)

自分の信奉するフックを使って下さい。別に私は信奉していませんがソルティガとパイクを使用してみました。

ソリッドリング
  • オーナー カルティバ ソリッドリング 3.5 mm

今回は3.5 mm(最大変形値80 lbs.)を使用。50 g以上のメタルジグなら、強度やアシストラインの太さなどから4.0 mm以上の方がバランスがいいと思います。

アシストライン
  • シャウト! 89-AP アシストPEライン 120 lbs. (5 m)

私はソリッドリング最大変形値の1.5倍~2倍を目安にしています。これはソリッドリングよりPEラインの方が劣化や欠損することを計算に入れているため。
東洋紡のダイニーマを使用したシャウトのアシストラインを使いました。アラミド繊維と違い紫外線劣化が無いのでオススメです。

ニードル
  • コモ ロングニードル(ノーマルタイプ)

このニードルは先端が極細のワイヤーなので扱いに気を遣いますが、細いラインでも使えるので結構おすすめです。300 lbs.以上のPEならHDタイプがいいそうです。

ボビンホルダー
  • セラミックスーパーボビンホルダー/TACKLE in JAPAN

先端にセラミックを使った糸が切れにくい製品を使用して下さい。
これもセラミック仕様を謳っていますが、セキ糸がブチブチ切れるので違うものをオススメします。

セキ糸
  • よつあみ(YGK) セキ糸№9 赤

ガイドスレッドや余ったPEでも代用は可能ですが、ボビンを使った方が作業しやすいのでせき糸をオススメします。

よつあみのセキ糸にはナイロン素材とケプラー素材の2種類があります。私はケプラー素材を使用。No.9の太さは0.8号ですが、使ってみるとちょっと太いと感じたので、今度は0.4号買う!

よつあみのセキ糸の詳細は下記リンクからどうぞ。
YGK 商品のご紹介 【ツール:釣り糸(ライン)】
http://www.yoz-ami.jp/product/007tool/002.html

熱収縮チューブ
  • OWNER(オーナー) 81031 熱収縮チューブ赤 3.0 mm

3.0 mmで丁度の太さです。ただ、アシストラインの仕舞い方やセキ糸の巻き方によってはちょっと窮屈になるので注意。#3/0以上のフックを使うなら、4.0 mm以上がいいと思います。

瞬間接着剤
  • ボンド アロンアルフア プロ用耐衝撃 20 g #31701

ポリエチレン系樹脂は接着不可との説明がありますが釣具用の接着剤でも同様の説明があったので、「あ、関係ねぇわ」と思ってこれにしました。使ってみましたが今のところ問題なしです。

バイス(固定器具)
  • SUNRISE(サンライズ) スーパーAAバイス

毛鉤とかも視野に入れないのであれば安物でも十分固定できます。ちなみにこれは2000円くらいでした。値段相応です。防錆のため、買ってすぐにシリコンスプレーを塗布しました。(気休め)

ティンセル

ラバージグとかフックについてるアピール度を上げるキラキラしたスカート。お好みで使用してください。
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クリップ、洗濯ばさみ

シングルのアシストフックには不要ですが、ダブルのフックにする場合は作業していない方のフックポイントを覆い隠したりできるので、あると便利だと思います。

工程と手順

KOMO流アシストフック作製方法

動画を見れば大体の要領は掴めるとは思いますが、詳細は下記をご覧ください。

  1. アシストラインの中芯を抜く
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    • アシストラインを完成させたい長さの2倍+α程度にカットする。(80~90 mm程)
    • どちらかの先端1~2 cm付近を指でモミモミするか、先端を爪で裂くようにホジホジして中芯を出して抜き取る
    • 中芯を捨てずに小さいメタルジグ用にリサイクルしてもいい(ただ、試したところ使い勝手が悪かったので私は捨てることにしましたw)
  2. アシストラインにソリッドリングを付ける
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    • ホジホジした反対側の端からニードルを通し、中央付近で編み目の隙間からニードルの先端を貫通させる(反対側からニードルを通すのは、変なところを通ったりするトラブルを防ぐため)
    • ソリッドリングを通してアシストラインの端をニードルの先端に固定する
    • アシストラインを中に通す
  3. フックとアシストラインを繋げる
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    • フックとソリッドリングは同じ向きにする(完成品を平らなところに置いたとき、リングの穴が上下を向くようにする)
    • 固定したい長さでアシストフックにフックを貫通させる
    • この時、少しだけアシストラインの先端(ソリッドリングが無い方)に向かって斜めに貫通させると仕上がりが綺麗になる
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      斜めに通して鈎元(チモト)まで寄せると、こんな風に軸とアシストラインが無理なく一直線になりやすい

    で、環無しフックであれば上記の工程でいいですが、反対に環付きフックの場合は2つの選択肢があります。
    チモトの形状一覧

    • 環にアシストラインを通すだけ
    • 環にアシストラインを通す+ラインにフックを貫通させる
      • パイクのような環付きのフックの場合であれば、通常はフックを貫通させない
      • 貫通させるとラインがゲイプ(gape)側に来るので懐が狭くなるのが欠点
      • アシストラインが短い場合は適用できないので短さに制限がかかるのも欠点(ソルティガのような環無しフックであれば長さは自由)
      • その代わり、すっぽ抜けは防げる
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  4. フックをバイスに固定してセキ糸を巻く
    • ティンセルを付ける場合はセキ糸で一緒に巻き込む(長さは40-50 mm程度)
    • ティンセルはフックの内側(懐側)に沿わせて巻く(外側をセキ糸とアシストラインだけにすると、接着剤の浸透が妨げられない)
    • ティンセルの付け根はハミ出ないようにセキ糸でしっかり隠す(接着剤を付けると大きく出っ張り、熱収縮チューブが通りにくくなる)
    • セキ糸の最後はハーフヒッチで仮止めした後、エンドノット
  5. 接着剤を塗布する
    • なるべく早く、全体をコーティングするように塗る
    • あんまりチンタラしていると、外側で接着剤が固まって中まで含浸しなくなるので注意
    • 乾燥させる際には軸を水平にして乾かす(軸を傾けると接着剤が偏ってしまう)
  6. 熱収縮チューブを付ける
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    • 3.0 mmは環付き・環無し共にギリギリ通る太さ
    • ライターで直接炙るとムラが出たり焦げたりするのでオススメしない
    • 鍋にごく少量の水を入れてからチューブがズレないようにフックをそっと置く、加熱して収縮を確認してから取り出す
    • 冷える時にティンセルにクセが付くので、お湯から出して冷める前に素早く形を整える

完成品がこちら。
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黒いフックがソルティガ#1で、銀色のがパイク。メタルジグは上のがメジャークラフト/ジグパラshort40 g、下がシマノ/コルトスナイパー40 g

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フロントのダブルはソルティガ#1、リアのがソルティガ#1/0。メタルジグが40 gの場合、#2/0はちょっと大きすぎると思います。

シーハンターなど、アシストラインが中空ラインではないPEの場合

上記の作り方はアシストラインが中空タイプの場合です。
では、シーハンターなどの中空ではないPEを使う場合にはどんな風に釣り針と糸を結束すればいいのか。下記を参考にしてみてください。中空ラインを使うより手軽で低コストに作れます。

松岡豪之さんによるアシストフックの作り方

松岡豪之(まつおか ひでゆき)さんの作り方はかなりシンプル且つ、何度でも調整できるのが大きな利点です。

最強ノットマニュアル番外編 ジギング用アシストフック結束方法 -松岡豪之-(614)

この結束方法で気になる点は、最初に作る一重結びが滑り止めの役割を担っている所です。本線は二重なので、実質過重の半分が一重結びに集中するのがデメリットと言えます。
もしこの結束方法を使うのであれば、エイトノットの方が強度が高いのでオススメです。

タイラバの自作にも応用が利くアシストフックの作り方

1本のアシストラインの両端にそれぞれフックを取り付ける方法で、非常にシンプルな作り方。タイラバ(鯛カブラ)の自作にも応用できます。

タイラバ自作フックの結び方(ジガーライトマダイ使用)

動画ではフックとアシストラインの結び方が「内掛け結び」と紹介されていますが、チモトから行う「本結び」だと思うのですが・・・。

「本結び」の名前が一人歩きをして、「内掛け本結び」や「外掛け本結び」等の奇妙な名前が生まれ、ついには「内掛け結び」が「本結び」と誤解されていることもあるようです

手による『本結び』の結び方

ニコニコ動画の生主もちょおさんによるアシストフックの作り方

アシストフックの作り方は上記のほかにもあります。ニコニコ動画の生主もちょおさんがその作り方をニコ動で紹介していました。
工程はほとんど同じですが、文字起こししておきました。

  • フック
  • ソリッドリング
  • ケプラーノット(PEライン
  • せき糸(ミシン糸、ガイドスレッド、細いPEなどでも代用可能)
  • ボビンホルダー
  • 熱収縮チューブ
  • カッター
  • ハサミ
  • 錐(キリ)
  • 木の下敷き
  1. 仕上げたい長さの3~4倍のラインを用意
  2. ハーフヒッチで軸に固定する
  3. 余った糸は針の軸を一緒にせき糸を巻きつけて固定する
  4. ハーフヒッチやエンドノットする
  5. 余分な糸をカットする
  6. 瞬間接着剤を含浸させる
  7. 熱収縮チューブを1 cmくらいの長さにカットして結び目に被せる
  8. 熱を与えて収縮させる

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